マンションやビルを管理されている管理会社様の業務を効率化してくれる賃貸管理ソフトをご紹介していきます!
そもそも賃貸管理ソフトとは?
賃貸管理ソフトとは、入居者の契約情報、入居者の家賃・解約・退去などの管理、建物の情報を1つのソフトで管理することで、業務効率化を図るソフトです。また、ソフトによっては入居者を募集する仲介会社へ情報を転送して、簡単に掲載できたり、マンスリーレポートを作成することができます。
賃貸管理ソフトはクラウド型とオンプレミス型の2種類がある
賃貸管理ソフトの種類は、クラウド型とオンプレミス型の2種類があります。
クラウド型は自分のパソコンへインストール必要がなく、データも自分のパソコンには保管されません。ではどこの保存されているのでしょうか?
実は賃貸管理ソフトを提供している会社のサーバーにデータが保管されます。
これにより、提供会社のサーバーにアクセスするだけでアクセス権限のある人であれば、どこでも自社で登録した情報を閲覧することが可能になりました。
クラウド型の賃貸管理ソフトについて詳しく知りたい方はこちらの記事も!
会社や大人数で情報を管理したい場合は、クラウド型の賃貸管理ソフトにすることをおすすめします。
続いてオンプレミス型の特徴を見ていきましょう。
オンプレミス型は初期買取型と呼ばれることもあります。
1番の特徴としては月額費用がかからないことでしょうか。
導入する際に一度料金を支払えば、継続して料金を払う必要がありません。
一見お得じゃん!と思うかもしれませんが、大きな弱点もあります。
クラウド型は大人数での情報管理を得意としていますが、オンプレミス型は個々のパソコンにそれぞれソフトをインストールする必要があるため、大人数での管理には不向きです。
ソフトのバージョンアップも自分で行わないといけないため、不具合で使えなくなってしまったりします。
こういった理由から、私は少し費用がかかってもクラウド型の賃貸管理ソフトをおすすめします。
賃貸管理ソフトの選び方
それでは何を重視して賃貸管理ソフトを選べば良いのでしょうか?
自社の業務にあった機能は当たり前ですが、賃貸管理ソフトを導入する際の選び方と落とし穴となる点をご紹介していきます。
賃貸管理システムの連携とソフトの操作性
大半不動産管理会社様が賃貸管理ソフトを導入する理由の中に
「誰が使っても同じクオリティの書類が簡単に作成できる」「日々の同じ作業を繰り返す作業を効率化したい」のような課題があるでしょう。
一度入力したデータが他の賃貸管理システムと連携できていないと、同じ内容をまた入力する必要があります。いかに少ない入力で色々なデータと連携できるのかが重要になってきます。
データの連携以外にも、ソフトのデザインや機能の配置といった操作性も賃貸管理ソフトを選ぶ上で非常に重要になってきます。
機能が豊富にあるのは嬉しいですが、使いこなせなければ意味がありません。
新入社員でも、直感的に操作できる賃貸管理ソフトを選びましょう。
サポートの対応速度とソフトの更新頻度
問い合わせをした際のサポート対応の早さや丁寧さは賃貸管理ソフトを運用していく上で非常に重要になってきます。
もしも、トラブルがあった際にシステムが止まってしまったら、業務も止まってしまうことになります。業務が数日止まってしまったら会社として大きな損失となります。
導入の検討している段階でサポートスタッフの対応にも注意していましょう!
また、利用する賃貸管理ソフトが、どのくらいの頻度でソフトを更新(アップデート)しているのかも非常に重要になってきます。
特にセキュリティに関してはアップデートを行っていないと、情報漏洩のリスクが格段に跳ね上がります。
公式サイトのお知らせなどがしっかりと更新されているか、事前にチェックしておくことが大切です。
賃貸管理ソフトを導入した人の声
実際に賃貸管理ソフトを導入した企業の導入に至った経緯や導入後のメリットをいくつかご紹介していきます。
あなたの知らないところで業務の効率化が図れるかもしれないので必見です!
不動産の売買や賃貸を行う管理会社のS様
S様は既に賃貸管理ソフトを導入していました。しかし、そのソフトが新しいパソコンのOSに対応していなかったので、新しい賃貸管理ソフトの導入を検討していました。
以前使用していたソフトは入金を財務会計に仕訳できていたので、財務会計と連携できる賃貸管理ソフト「賃貸革命」を選びました。
導入後のメリット
- 家賃の入金を自動で管理
- 振込入金・振替入金を会計システムに簡単インポート
おすすめの賃貸管理ソフト
リドックス(ReDocS)

賃貸管理ソフトと言えばこれ!クラウド型「リドックス(ReDocS)」です。
シンプルなデザインと高い操作性を誇るリドックスは賃貸管理ソフトの中でも特に有名です。お試し版では無料でリドックスの使用感を体験できるので、導入してから「思ったより使いにくい」と言った後悔もありません。
価格
利用は最低6ヶ月契約で初期費用は全プラン49,800円です。
一番安いライトプランだと6ヶ月で初期費用込67,680円になりますね!
継続契約の価格は6ヶ月で17,880円なので、85,560円で1年間利用できます。
ライトプラン | ミドルプラン | アドバンスプラン | 個別見積もりプラン | |
月額 | 2,980円 | 6,980円 | 12,480円 | 個別お見積もり |
区画数 | 100区画 | 500区画 | 1,000区画 | 1,000区画以上 |
オーナー数 | 100人 | 500人 | 1,000人 | 1,000人以上 |
データ保持期間 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
機能一覧
物件管理機能
- 物件マスタ登録
- スタッキングプラン
- 管理物件概要
- レントロール
空室募集管理機能
- 空室募集情報の管理
- 内見方法・予定管理
- 募集条件検索機能
- 未募集部屋を抽出
契約情報・更新情報・解約管理機能
- テナントマスタ登録
- 解約業務サポート
- 賃貸借契約書作成
- 各種契約書類作成
- 雛形(テンプレート)のカスタマイズ対応
- 更新業務サポート
- 家賃支払い状況の確認
- 重要事項説明書作成
- テナント・工事対応履歴
家賃管理・会計管理・オーナー精算機能
- 入出金管理
- 請求情報管理
- フリーレント対応
- オーナー送金精算
滞納者の抽出・レポート作成機能
- 収支レポート作成
- 滞納レポート作成
- 更新業務テナント一覧出力
- 滞納テナント一覧出力
- 稼働率レポート作成
- 発生案件リスト作成
- 解約業務中テナント一覧出力
賃貸名人

https://www.dangonet.co.jp/product/chintai_meijin/
おすすめの賃貸管理ソフトの2つ目は、他社より圧倒的なコスパを誇る「賃貸名人」です。賃貸名人はオンプレミス型のソフトで、5000社以上の導入実績があるので安心感のあるソフトと言えるでしょう!
価格
コスパを売りにしている賃貸名人の価格は、なんと19,800円です。
ただし、パソコン1台あたりの価格なので注意してください。
機能一覧
- 物件台帳管理
- 契約書類作成
- 請求・入金・送金管理
- 問い合わせ・修繕・クレームの管理
- 更新対象リストアップ
- 退去清算
- 家賃管理
賃貸革命10

https://www.n-create.co.jp/pr/product/kakumei-chintai/
賃貸革命10は、ゼネラルリサーチの賃貸管理システム部門の「サポート充実度」「顧客満足度」「信頼度」調査で第1位に選ばれるほど、信頼されている賃貸管理ソフトです。
機能一覧
- 物件管理
- 物件データ連動
- 契約管理
- 問い合わせ管理
- 入金管理
- 入出金データ管理
- 更新連動
- 解約管理
- 保険管理
- 修繕管理
- 請求管理
- 送金管理
【楽賃083(おーやさん)】創業22年の体験版有り

楽賃083はオーナー情報・物件情報の登録を行い、入金業務の管理を効率化する賃貸管理ソフトです。
楽賃083で作成した入金表からオーナー支払報告書を作成できるので、excel管理よりマンスリーレポートを作成する時間が短縮できます。
気になる点があるとすれば、ポータルサイトへの連携がないため、ポータルサイトへ空室情報の登録が必要になります。
次に肝心の価格になりますが、その前に楽賃083は30日の体験版があるので必ず1度触ってみてから導入してみましょう!
体験版のインストール方法はこちらに記載されています。
http://rakuchin083.element-system.co.jp/dl/step/
楽賃083の価格(買切オンプレミス)
一台専用:105,840円
二人以上:2ユーザー 213,840円(1ユーザー追加する毎に21,600円)
オプション機能
オプションのファームバンキングでは、口座振替の依頼データ作成や銀行データを読み込み、一括して消しこみを行うことができますので通帳を確認しながら1件1件入力する必要がなくなります。
ファームバンキング入金処理:引落/振込 各32,400円
ファームバンキング送金処理:32,400円
水道料金変動費:32,400円
修繕履歴・メンテナンス業者登録:32,400円
クレーム処理:54,000円
サポート
楽賃083は基本的に有料サポートとなります。購入後1ヶ月は基本操作のレクチャーやトラブルに対応してくれますが、年間サポートを契約していないと1ヶ月後からはスポット対応となり、1回のサポート毎に5,000円の追加料金がかかります。
長期的なサポートをお願いしたい場合は年間サポートを契約しておくと良いかもしれません。
年間サポート契約
年間サポートの契約をする際はリモート通信用ソフト導入のため、初期費用として7,560円発生するようです。ご注意ください。
初回費用:7,560円(リモート通信用ソフト)
一台専用サポート:32,400円
二人以上:2ユーザー42,600円(1ユーザー追加する毎に5,400円)
個人の大家さんにおすすめの賃貸管理ソフト
【大家CLOUD】入居者の管理・家賃の入金管理・修繕履歴をクラウドで簡単管理

個人の大家さんにおすすめしたいのが「大家CLOUD」です。
大家CLOUDの便利機能としてSMS配信機能があるので携帯番号さえ控えていれば、すぐに入居者さんと連絡を取ることができます。
もちろん、入金管理も行えるので”入金がされていないからSMSで連絡”といった迅速な対応が行えるようになります。
空部屋ができた時も仲介会社へすぐに情報を一斉送信することができるので1つ1つ空部屋を色々なサイトに入力する手間がないのもありがたいですね。
大家CLOUDの価格
大家CLOUDには「無料プラン」と有料の「賃貸プラン100」があります。
お試し期間は募集管理・管理業務・入居者管理・家賃管理・SMS配信・仲介業者リストの機能を15日間無料で試すことができます。
有料プランの価格も記載しておくので、お試し版を使ってみて良さそうであれば検討してみてください。
有料プラン「賃貸管理プラン100」
初期費用:無料
月額費用:3,980円(税抜)
登録戸数:100戸
とにかく安く済ませたい!価格を気にするなら【Kuras】

「導入費用や月額費用をどうしても抑えたい」といった個人大家さんにおすすめなのが「Kuras」です。シンプルな操作感と低価格が特徴で個人での利用にぴったりだと思います。
月額5,000円からと安価で利用することができますが、1年契約になってしまうので、まずは30日間の無料お試し版を使ってみてはいかがでしょうか。
ソフトの利用人数が増えても同じ料金で利用できることも魅力の一つです。クラウドサービスなのでソフトのアップデートやパソコン毎に設定をする必要がありません。
Kurasの価格
初期設定費用:70,000円
月額費用:5,000円
下記のサポートオプションは任意でご利用いただけます。
月額サポートオプション:10,000円
まとめ
入金管理や建物の管理をexcelで行なっている会社も少なくありません。
しかし、時が経つに連れて管理しなければいけないデータは増えていきます。
思い切って賃貸管理ソフトを導入してみてはいかがでしょうか?
驚くほど簡単にさまざまな情報を管理でき、同じ作業を繰り返さなくて済むようになりますよ!